真夜中のカーテン
踏み切りの先のなだらかな坂を下る
濡れる窓辺
禍々しい風
絶望が歪む
口に含んだ氷が溶けていく
遠い雷鳴
足元の乱れた淡い光
濃密な闇を引き裂く一閃
絶叫はラプソディ
無口なグラス
歩いてほんの数分の距離
群青色の快感
指先の戯れは気まぐれ
遮る困惑
短気な背骨
寝台列車のメランコリー
明日を踏みにじる
流星の町
唇の謎
傷跡に沁みる
太陽と月のせめぎ合い
朝と夜の攻防
理性と煩悩の駆け引き
2005-08-22
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