2006-04-15

蜜の言の葉たち

おまえはどうしてそんなに馬鹿なの?

どうして何もしないうちから勝手に勃ってるの?

こんな姿を人に見られて平気なの?

自分で人間が腐っていると思わない?

おまえは馬なの? 犬なの? 豚なの?

おまえはわたしの奴隷になりたいの?

それともペットになりたいの?

どうしてそんなに愚図なの?

おまえって全然ふつうじゃないわよ、わかってる?

頭、大丈夫?

いったい一日に何回自分で抜けば気が済むの?


ところで、おまえって人間?

生きていて恥ずかしくない?

2006-04-08

Strawberry & Milk

君は床に膝をつき、女王様を見上げている。
捨てられた犬のように憐れな目だ。
視点がびくついている。
全裸の君の貧相な体は、既に無数の鞭の跡が残されている。
しかも、腰を浮かしているその尻には、卑猥にうねるピンク色のバイブレーターが埋められている。

君の二つの乳首は金属製のクリップに挟まれ、それから続く二本の細い鎖は女王様の手に握られている。
そして君の前に凛然と立つ女王様がその鎖を気まぐれに引っ張ると、君の体は反射的に跳ねて醜態を晒してしまう。
君は今、世の中で最も卑しく、憐れで、救いの無い人間と化している。
人としての仮面を潔く捨て去った君は輝いているが、その輝きは宇宙のブラックホールより暗く、そしておぞましい。
君は獣だ。
知性と理性を捨てた、猿と変わらない存在だ。
まるで肥大した脳が破裂したように、君の種としてのオスのプライドは瓦解している。

女王様は細い鎖を捨てると、傍らのテーブルの上に載っているガラス製の皿から苺をひとつ摘み上げて、それを口に含んだ。
そしてじっと零下の視線で君を見据えながら、その苺を咀嚼し、たっぷりと唾液を含ませると、いきなり君の顔の前、数十センチの距離までその美しい顔を接近させ、その苺の残骸を君の顔に吐き捨てた。
君は膝の上に手を置いたまま、その苺を顔面で受けた。
生温かいその苺は、ゆっくりと君の顔を流れ落ちていく。
甘い香りが君の煩悩を焦がす。
さらに、女王様は君に両手を揃えて前へ差し出すように命じ、君が従うと、そこへ立て続けにいくつ苺を口の中で咀嚼しては吐き出した。
君は苺と唾液に塗れたまま、尻の穴を刺激する快感を堪えながら、じっとその残骸が増えていく様子を眺めている。

やがて女王様はミルクのグラスを持ち、それを口に含み、唇を窄めて勢いよく君に吹き付けた。
君は反射的に目を閉じたが、そのことが余計に女王様を苛だたせる。
女王様は、君が両手で持っている苺の残骸の中へブーツの爪先を突っ込むと、そのまま思いっきり床へ足を下ろした。
君はなす術もなくそのまま前方へ倒れ込んでしまう。
床に苺の残骸が飛散する。
その中へ、女王様がさらに大量のミルクを口に含んで吐き出す。
そして君の頭を容赦なく踏み、ピンク色に濁ったその残骸に君の顔を押し付ける。

「食べなさいよ、ほら」

女王様はまるで投げ捨てた煙草の火をブーツの底で消すように、君の後頭部を強く踏み躙る。
君は両手を広げて床に掌をつきながら倒れ込み、バイブレーターが蠢く卑猥な尻を高く掲げて、まるで犬のようにその甘い苺を一心不乱に頬張っていく。